政経学部の基本科目をまとめてみた

こんにちは!きょくちょーです!
今回は、主に基礎科目について解説しました!お勧め度はA~Eで、Aが高く、
難易度は難、普、易の三段階です!授業に必要な準備やレポート、テストの難しさを考慮して表示しています!
政経学部のみなさんはぜひ参考にしてください!

人文科学科目群

哲学概論 柴崎 文一

コメント まず教授の経歴が面白い。 大学で仏教を学びながらも仏教は西洋哲学で理解できないという教師の言葉に反抗して大学院は上智で神学を学びドイツに留学。
日本に戻ると教鞭をとりながらドイツ留学での副専攻だったプログラミングを生かしゲノム解析のプロジェクトに参加している。現在の専門は環境倫理学。年齢も50代と油が乗った受ける価値がある教授だと言えます。成績は出席とテストの比が3対7で、テストは持込可で内容も授業でメモを取り前日に読みなおせば十分にAはとれる。ただし、体育会への配慮はなく、出席で不正を行うと確実にF判定を出すので注意。この教授が担当する以下の授業でも同様。
注意点として、授業名が哲学概論となっているが「概論」ではない。 ギリシャ哲学、中世の神学、ドイツ哲学が中心になる。 特にヘーゲルが大きな割合を占めている。 理由としては専門課程の国家論などで、ヘーゲルの国家論を行う教授が明治には多いがその基本知識を押さえずに受講してしまう生徒が多いためだという。
授業は哲学書の原典を読み教授が解説するというスタイルをとる。 ドイツ哲学、特にヘーゲルは表現が難解で自習できる類のものではないので非常に助かるが、そもそも哲学や国家論に興味がない人は退屈することは間違いない。 一般教養として哲学を学ぼうとする人にはお勧めできない。(実際、後ろの席ではかなりの人が寝ていた)

おすすめ度 B
難易度 普

哲学概論 柴崎

大学の王道みたいな授業。授業は教授が仏教学科出身ということもあり、宗教と哲学の論を結びつける感じで進んでいく。進め方は、教授が話して、それをメモにとる感じ。うるさい人たちには先生が優しく注意するので静かで、結構みんな聞いている。先生の話し方なのか、難解な内容だが結構頭に入ってくるのでそういう意味でいい授業。テストは記述が数問だが、教科書持ち込みなので授業中先生が言ってたことをまとめれば大丈夫。

出席について、学期に1回二重チェックという出席システムを行う。そこで授業を受けていないのに出席していたことになっていたら1発落単なので注意が必要。基本的に単位はくれる先生なので無理して出席はやめた方がいい。

哲学の知識と哲学的思考はどんな風に行えばいいのかということがわかる授業なので、哲学に興味がある人はオススメの授業。

オススメ度 A
難易度   普

基礎論理学 柴崎
この授業は論理学の中でも演繹法、がちがちの記号論理学の基本を行う。 これは本で読んだ話だが、特にヨーロッパでは論理学が一般教養となっていて普通に討論で、排中律とかトートロジーなどの概念を用いる。日本人はこれを知らずに自己流の議論を展開するのでまともな議論ができないと思われているらしい。この授業ではそれを基礎から学ぶことができる。だがこのような論理学を学ぶ意義を感じていないとかなりつらいと思う。
海外で活躍したいという強い希望、思考力を高めたいという人のみ受講を勧める。

おすすめ度 C
難易度 難

論理学概論 柴崎
ここでは論理学の帰納法について学ぶ。 主に統計データよくあるミス、仮説形成の注意点など学術系を高めたい学生が学んでおくべき知識を学ぶ。 内容としては上の3つよりも簡単。 ただし、その分教授の好きな話も多く聞かされ、特に統計データのところで脳死の議論が出てくる。 ここでかなり生命倫理の話が出てきて論理学っぽくない期間が3週間ほど出てくるがそこはいい機会だと思って聞くしかない。

おすすめ度 B
難易度 難

哲学史 柴崎
スタイルは哲学概論と同じで原典の読解と解説。違いは内容で哲学概論の内容からヘーゲルを引いて、聖書の解説が入ったイメージ。一般教養としての哲学ならこちらを勧める。

おすすめ度 B
難易度 普

国語表現  植田

レポートの書き方やメールの書き方、正しい日本語を叩き込まれる。国語表現の授業の中では割と難易度は高い授業だが、必ずタメになる。教授もおもしろい。
私語厳禁だが、楽しい雰囲気で真面目に行われる。

評価方法:レポート

おすすめ度 A
難易度 難

国語表現 嶋田

文面上での表現について、メールやレポート作成など大学生に必須のスキルを例に学んでいく授業。途中途中でる先生の偏見が面白い。授業中何をしていても教授は文句を言わないが、最後に課題提出があるのできちんとやろう。結構休講が多い。そのせいで次の週寝坊しがち。
単位は出席率とレポートがよほど悪くない限りちゃんと来る。テスト一発勝負を狙いたい人にはオススメできないが、真面目に授業出て高評価もらいたい人にはオススメ。

オススメ度 B
難易度   易

国語表現 富沢
講義にちゃんと出てれば多分単位はくると思う。あと、評価方法の80%がテストかレポートだが、どちらが来るかについては講義を受けてる人数次第なので、運任せ。レポートだったらかなり楽。

おススメ度 C
難易度   普

日本文学 植田

授業内容
古事記と日本書紀の内容と当時の歴史的背景から神話の論理を読み解く授業
出席にも厳しい、遅刻にも厳しい(30分以内)
コメントカードの記入必須(200字)
意外と知らない自国の神話、天皇家の宗教的権力の背景を知ることができる

オススメ度 A
難しさ   難

ひとこと
レジュメも多くすべてを咀嚼するのは大変かもしれない。それでも、日本人として日本神話のロジックを通しで体験するのは良い経験になる。ちなみに、テストは語学と同じ時期なので注意。高校時代、日本史が好きだった人には特にオススメ

日本文学  黒崎峰孝
授業内容
文豪達の作品を扱う授業。
先生の解説がとても興味深く面白い。その為、この系統の授業は飽きがちだが、
飽きずに受けられる。

オススメ度 B
難しさ   易

ひとこと
正直言って、単位を取るのは楽
テストも試験ではなくレポート提出なので試験を大量に抱え込んでしまう人は絶対に取るべき!

日本文学 池田功

主に拒食症や、過食症、引きこもりなどの心の病や精神病を軸にして文学を学ぶ。文豪たちの多くは精神病に陥りがちなので、結果的に有名な文学作品に多く触れることができる。先生の解説付きで、有名な文学作品とその作者、心の病についての知識が得られて一石二鳥な上に、本人曰く、大学でこの題材を取り扱っている授業は子の授業だけなので希少性はものすごく高い。テストは記述が多いが覚えたものをそのまま書けば大丈夫。

オススメ度 A
難易度  易

教養基礎講座 高峰

ジェンダー論を扱う授業。パワーポイントと配られるレジュメを使って授業を行う。説明もわかりやすく、理解しやすい内容なので、ジェンダー論に興味のある人には非常にオススメ。興味のない人は眠いかも。出席とレポートでの評価なので、テスト形式以外で無難に出席してレポートを出して成績を取りたい人は是非。

おススメ度 C
難易度 易

社会科学科目群

文化人類学 石川
沖縄の祭りの背景に関したものを扱う。正直、サボりまくってたけど、ちゃんと講義受けると面白い。さらに、過去問さえ手に入れて、暗記すればかなりの楽単という特典付き。
オススメ度A
難易度 易

社会学 鐘

社会学といっても、全般をやるんじゃなくてデュルケムの自殺論とか、中国残留孤児の問題とか、結構ピンポイントに絞ってやる講義。毎回出席+テストでなかなか厳しい。私語にも厳しいので、集中して講義を受けられる環境は整ってる。

オススメ度C
難易度 難

法学 森本

めちゃめちゃ教授の癖が強い。けど、授業を面白くしよう!という先生の気持ちが伝わってきて、なぜかこっちまで授業を頑張る気になれる。面白いので取って損はないと思います。
割と発表の機会が用意されている。普通に出席していれば単位が来るタイプ。
評価方法はレポート&テスト

おすすめ度 B
難易度 難

心理学概論 樋口

心理学について大まかに学んでいく。例えばどうすれば好感を持たれやすいかなど、割と身近な話題についてしっかりと面白い授業をするので人気授業である。毎回出席を取るわけではなく、出席点の配分は低め。テストもそこまで難しくないのでオススメ。

おススメ度A
難易度  普

歴史学 佐原
主にボスニア内戦について扱う。
ゼミ生によると、先生はかなりスパルタなほうだけど、講義の雰囲気や採点基準とかは不明。

国際地域研究基礎論 羽根次郎

個人的に一押しの授業。意図的だろうが、教授がめちゃくちゃシニカル。単位好成績の鍵は「自分の考えを述べられるか」という部分。ただ優しい先生なので取得自体は難しくないはず。ちゃんと聞いていれば批判的思考力が高まると思う。ただ大講義なので授業中何をしていても大丈夫。最後にFBを書いて終わり。

オススメ度 A
単位取得難易度 易

地理学 谷川尚哉
地理学というより捕鯨学。大教室授業の中でもかなり私語がうるさい。集中して授業を受けたい人は前で受けましょう。
真剣に授業を受けた君は捕鯨マスターだ!!!!!

オススメ度 B
難易度 普
テストはとても優しいので、A以上は確実に取れる

文化人類学 石川
アメリカ社会についての講義。個人的にはニュースに取り上げられていないようなネイティブアメリカンの話とか聞けたのでおすすめ。確か2回に1回ぐらい出席兼リアぺ取ってたような記憶。

お勧め度B
難易度 普

自然科学科目群

生物 更科

おそらく新入生も知っているであろう楽単で有名な授業。内容は高校の生物がベース。理系科目を前にした瞬間頭が真っ白になる私文勢はこれを受けておけば自然科学科目群は安泰だぁ!テストもマークと記述の併用で、うわさによると記述欄に何かを書けば単位が来るらしい…?!
実はかなり著名な教授で、2018年新書大賞2位のすごい先生

おススメ度AAA
難易度  易

環境と社会 市野

物理、化学、数学などの視点から現在の自然環境を学ぶ授業
オススメ度 C
難しさ   普
ひとこと
基本、高校1年までの基礎知識で乗り切れるが、理系科目が苦手な人は楽単とはいえ厳しいかもしれない。
なんせ、テスト勉強が苦痛でたまらないと思う

基礎数学 四反田
先生曰く数学系の授業では一番易しいとのこと。 実際、内容は幾何学と整数論がメインなので毎回きっちり復習しないとついていけないわけではない。
ただ数学科の教授だからか公式や法則の証明にとても時間をかけていて単調な話し方もあってちょっと眠かった。数学がそこまで得意でなく、理系科目で単位が欲しいだけなら受講はあまりお勧めできない。成績はテスト100%。内容に関しては自分はとある事情でテストをすっぽかしてしまったので省略。

おススメ度 C
難易度 普

社会の中の科学 稲葉

社会の中とあるが、結局は科学史。プリントをそのまま読むだけの授業であるため、やや面白みに欠ける。
オススメ度 B
難易度 難(ただしテストはかなり甘め)
楽して単位を取りたい人にはオススメできる授業

線形代数学1、線形代数学2、解析学1、解析学2 四反田

線形は1限、解析は2限と厳しい位置にあるが、出席はない。その為、既に授業内容を十分理解しているなどで出席が不要というのならばテストだけとるのも選択肢の一つ。ただし、特に証明問題は独学では厳しく(授業を受ければ即ち理解という訳でもない)、欠席するとすぐにおいてかれかねない。
説明は簡潔であり、手を動かせばわかると主張しているので、本質的な理解をしたいのであれば向かないかもしれない。
講義中教員が舌打ちをしたりチクショウと発する場面がたびたびあり、そのような口の悪い教員と会わないのならば履修はお勧めしない。

お勧め度B
難易度 難

総合科目群

国際文化特殊講義Ⅱ  佐久間寛

・講師のアフリカでのフィールドワークの経験と人類学の理論に基づいた講義
・基本的には緩いが出席には厳しい
コメントカードの記入必須
・今まで気づかなかった問いに気づくことで きる。一度は体験してみると楽しい。

オススメ度 A
難しさ   易

ひとこと
佐久間さんは非常に語りが上手で、弁論的な雄弁さではないが、非常に勉強になる。いつもの単調でつまらない授業とは天と地ほどの差がある。ちなみに、楽単。

教養演習 縄倉

東南アジアや諸外国の政治経済を、満遍なく網羅的に勉強する。
メチャクチャタメになる。
教授も優しく、レポートのイロハを徹底的に学べる。大学での勉強の基礎になる。

評価方法:レポート

おすすめ度 A
難易度 難

教養演習 稲垣

主にキャリアについての授業。自分の過去や未来について考えるワークショップが授業のほとんどで、同学年の受講者と仲良くなれる。一人の人間にフォーカスを当ててレポート書く他人史がまあまあボリューミーだがそれ以外は基本的に楽しい。

おススメ度 A
難易度 易

教養演習 竹内

日本政治をガッツリ学んでいく。
政治の教養を学べる。政治経済学部制としてはあって損のない教養が学べる。
人が多くなる可能性もありますが、取った方が良い。

評価方法:レポート

おすすめ度 B
難易度 普

教養演習 佐原徹哉
通年授業で、前期はイスラム教の歴史、後期はテロリズムについて扱う 。新書の要約が宿題として出されるのが若干めんどくさいが、先生の話はとても面白い。国際政治に興味のある人にはオススメの授業かも

オススメ度 B
難易度 難(授業に毎回出てれば単位は確実に来る)
見た目はとても怖いが、とても優しい教授です

教養演習 陣野
政経のサッカー好き集まれ!サッカー語ろうぜ!っていう授業。持ち回りでプレゼンをする。サッカーが好きな人は超オススメ。ただ、サッカー好きじゃないとまあ厳しいかも。普段はフランス語を担当してて、ダンディーな帽子が良く似合ってます。

おススメ度 A(サッカー好きに限る)
難易度   普

教養演習 柴崎
教養演習は大概抽選があるがこれもそう。男女1:1で取っており、比率的に女子は入りやすい。TEDの解説をするという発表形式の演習。前述の哲学史の片割れだが、出席詐欺に厳しい教員。それ以外は普通。

おススメ度 B
難易度   普

それ以外

政治学特殊講義Ⅱ ポラック

国際政治経済学を扱う。その中で、テーマが決まっており関連のもの調べ学習し、グループもしくは1人で発表する形式
オススメ度 A
難しさ   難
ひとこと
調べ学習をする為、学びも多い
出席は必須。発表と毎回出席しリアペを書いておけば単位は絶対に来る。
2回プレゼンすれば確実にSが来る

メディアコミュニケーション論 竹下
大人数講義の典型とも言ったような感じ。内容自体は面白いが、環境は悪い。本気でこの分野に興味があるなら、最前列に行って受けることをおすすめします。(自分は意識低かったので真ん中あたりで受けてました)
お勧め度B
難易度 普

社会科学方法論 中島

面白い。
ただ、難しいし疲れはする。
大学生にレポートの時に使う、実験方法とかを教えてくれる。
自学自習の精神と、集中力が無いと、難しい。

評価方法:レポート
おすすめ度 C
難易度 難

日本経済史 日向
友人曰くまあ渋い。1,2限というきつい時間に長いビデオ観て、リアぺに加え課題アリの出席点50点。テストガチろうとしても、やたら捻った意味不な問題に苦しむ事になる。

お勧め度D
難易度 難

政治学特殊講義Ⅱ 竹内

政治好きには堪らない授業。歴代の総理大臣の思想を学ぶ。

評価方法:テスト

おすすめ度 B
難易度 普

経済思想 奥山
自分は政治学部だが少し経済も興味があったので受講した。 内容はいわゆる古典経済学なので難しい計算は一切なくむしろ哲学や歴史に近い。数学が苦手でも問題は一切ない。 アダム・スミスやミル、マルクスなどの基本的な思想を学ぶことができる。
担当の先生は少し口調が単調で眠くなる時もあるが、レジュメがしっかりしていて、前回のプリントも毎回持ってきて配布してくれるので良心的なほうだと思う。
成績はテスト100%で穴埋めと記述問題が出される。記述は問題が事前に知らされるので、ある程度授業に参加しプリントをきちんと穴埋めして、理解すればばA以上とるのは難しくない。

おススメ度 C
難易度 普

経済原論 高橋聡

正統派の難しさだが、純粋に勉強になるタイプの授業。大体他の経済学理論系の講義はアダム=スミスの流れを汲む現在の主流をとる傾向にある。経済原論が扱う分野は特にマルクス経済学等の非主流派経済学の考え方を前提としたものになるので、他の経済学理論系の講義の補完になると思われるので経済学の知識を深く得たい人にはお勧め。
ただし、試験は難しい。出席点が存在しないのに加え、前述の通り他の講義での知識でのごり押しが利きにくい上考え方の体系も異なるため理解が容易ではない。学習は相当の覚悟を以て取り組まないと落としかねない。
授業の合間の休憩時間には前回授業で募集した授業の感想等の紹介及び返事がなされる。これがラジオ番組のふつおたのコーナーのようになっていて面白い。将来はがき職人に就職したい人は受講しては如何だろうか。(?)
お勧め度B
難易度 難

社会思想史 杉本

近代西欧の合理主義と宗教の問題を取り扱う。出席点数がなく、中間テスト30点と本番のテスト100点で評価される。そのうち60点を取れば単位が来る。(中間で30点取れば本番は30点でよい)テストの難易度そのものは高いと感じるかもしれないが、事前にほとんどの出題される問題が公開されるので安心。

オススメ度 B
難易度   難(テストは楽)